タトゥーの語源

最近は、日本でも刺青のことを「タトゥー」と呼ぶことが多くなっています。特に若者がおしゃれのために入れる場合にはこの表現が使われ、「ワンポイント・タトゥー」「ファッション・タトゥー」などといった使われ方もするようになりました。
日本では「TATOO」と表記される場合もありますが、タトゥーを英語で正しく表すと「TATTOO」となります。入れ墨と言う意味の単語ですが、動詞としては「コツコツ(トントン)たたく」という意味もあります。
英語のTATOOは、もともとはタヒチ語が語源で、叩くことを意味する「タタウ(TA TAU)」が変化したものだと言われています。タヒチでは、槍のような道具を使って金槌のようなものでトントンと叩いてタトゥーを入れており、それが言葉の由来となっているというのが定説になっています。タトゥーのことをフランス語では「tatouage」、イタリア語では「tatuaggio」と言いますが、これらも「タタウ」が語源になっているそうです。
ちなみに、ヨーロッパに刺青が伝わったのは、クック船長が南洋諸島探検から戻った時だとされています。1769年にタヒチに上陸したクック船長は、現地の男女が身体に刺青を入れているのを見て、1771年に帰還したのち、航海記の中で紹介したのだそうです。
一方、日本の刺青の起源は明確ではありませんが、邪馬台国の時代からあったと言われています。様々な歴史研究からも、世界の中でも、古くから刺青文化を持っていた国のひとつであることは確かなようです。